携帯ショップ店員はきつい？
辞めた方がいいと言われるワケ

携帯ショップ店員の仕事は向き不向きがハッキリ分かれるため、人によってはやめた方が良い場合もあります。ここでは、携帯ショップ店員はやめておけといわれる理由や向き・不向きについて解説します。

携帯ショップ店員がやめた方が
いいといわれる理由とは

ノルマが厳しい場合がある

携帯ショップ店員はやめたほうがいいといわれる理由の一つがノルマです。携帯ショップの中には、売上目標達成のために個人ノルマを設定するところもあります。そのため、仕事中は常にノルマを意識せねばならず、人によっては心理的に強いストレスを感じてしまうことになるでしょう。

ただ、個人にノルマを課す携帯ショップは多くありません。ノルマを設定する代理店も減っているため、昔と比べて働きやすい環境が整っています。

クレーム対応が難しい

携帯ショップ店員がきついといわれる理由として、クレーム対応が難しいことも挙げられます。お客様の中には、クレームを言うためにお店を訪れる方もいます。しかし、お客様の言動やクレームの内容次第では、精神的につらいと感じてしまう可能性があります。

一方、クレームを入れるお客様は限られるため、クレーム対応の頻度はかなり少ないです。また、クレーム内容次第では上司・先輩がフォローしてくれますので、一人で抱え込む必要はありません。

土日祝に休めない

携帯ショップ店員はシフト制が基本で、土日休みが取りにくいことから「やめた方が良い」といわれる場合もあります。さらにイベントが重なると残業も増えるため、人によってはきついと感じてしまうかもしれません。

一方で人が少ない平日に休みを取れるので、買い物や旅行をゆったりと楽しめるメリットも。プライベートをのんびり楽しみたい方にとっては、平日休みというメリットのほうが大きいでしょう。

人間関係で働きやすさが
左右される

携帯ショップ店員は人間関係が大切な仕事です。基本的に店舗異動がないため、上司・先輩や同僚とは良好な関係を築かなくてはいけません。また、店長の人柄も働きやすさに影響するため、苦手意識を持つと働きにくくなる可能性があります。

反対に風通しがよく、働きやすい職場づくりに取り組んでいる代理店も少なくありません。そのため、一概に人間関係がつらい・働きにくいとは言えないのが実情です。

携帯ショップ店員に向いて
いる人・
向いていない人

成果を可視化したい人

携帯ショップ店員に向いているのは、契約数など自分の頑張りを可視化したいと考えている方です。携帯ショップの多くはインセンティブ制度があり、販売・契約数に応じたボーナスを支給しています。個人成績が可視化されるほか、自分の努力が売上や収入に直結するのが魅力です。

切り替えが早い人

気持ちの切り替えが早い方も携帯ショップ店員の適性があります。携帯ショップでは1日に何人ものお客様を応対しますので、クレームがあっても気持ちをすぐ切り替えられる方が重宝されます。

逆に延々と引きずってしまうと、仕事に影響が出るおそれも。気持ちの切り替えが得意なポジティブ思考の方向きの仕事といえるでしょう。

シフト制に抵抗がない人

シフト制に抵抗を感じない方も携帯ショップ店員に向いています。携帯ショップは、営業時間中にスタッフが2〜3回交代するシフト制が基本です。事務職などのオフィス勤務とは違い、勤務時間は日によって異なります。

携帯ショップ店員の仕事は、朝から勤務の場合もあれば、昼から出勤になる場合もあります。このように、日によって勤務時間が変わっても問題なければ、携帯ショップ店員も選択肢に入るでしょう。

人と話すことが得意な人

人と会話することが好きな方、初対面の人とのコミュニケーションが得意な方も携帯ショップ店員向きです。携帯ショップは不特定多数のお客様を応対しますので、高度なコミュニケーション力が求められます。特にお客様の要望を聞き出す会話力・傾聴力が必要になるため、人との会話が得意な方はスキルを活かせます。

携帯ショップのリアルな教育体制が気になる方へ

携帯ショップ店員の仕事に興味はあるけど、適性や入社後の業務に不安がある方も多いでしょう。そこで、実際に携帯ショップ店員がどのような研修を受けているのか、未経験入社の社員にインタビューをしました。

もしも、携帯ショップ店員を辞めたくなった時の転職先
候補

営業職
（法人営業・ルート営業）

携帯ショップ店員の転職先候補として、まず挙げられるのが営業職です。営業職は個人・法人の顧客に対して、自社の製品・サービスを提案する仕事をいいます。携帯ショップで磨いた営業スキルはもちろん、商品の提案力やコミュニケーションスキルも役立ちます。

また、法人営業やルート営業はクレームが少ないのもメリット。落ち着いた環境で仕事をこなせる可能性があります。

小売業
（アパレル、雑貨販売など）

接客スキルやコミュニケーション力を活かせるのが販売などの小売業です。小売業の主な仕事は、店頭での接客・販売やレジ対応などで、携帯ショップ店員と似通っている部分もあります。共通点が多いため携帯ショップ店員からでも転職しやすく、接客経験をそのまま活かすことが可能です。

コールセンター
（カスタマーサポート）

コールセンターも転職先の候補に入ります。コールセンターの主な仕事は、電話やチャットを通じた顧客対応や問い合わせ対応業務です。携帯ショップ店員の仕事で身につけたクレーム対応スキルや接客スキル、ビジネスマナーなどが活かせます。

コールセンターは対面でのクレームがなく、土日休みを取りやすいなどのメリットがあります。

ITサポート・ヘルプデスク

接客スキルやコミュニケーション力を活かしたい場合、ITサポートやヘルプデスクへの転職がおすすめです。主に社内システムのサポートや顧客のトラブル・技術対応を行う職種で、ITに関連した知識を習得できます。

また土日祝日休みの求人が多く、ワークライフバランスを取りやすいメリットもあります。

家電量販店の販売スタッフ

接客経験を活用できる仕事の一つが家電量販店の販売スタッフです。店頭でお客様の接客や家電販売、商品説明などを行う仕事で、携帯ショップで磨いたスキルをそのまま活かせるのがメリット。即戦力になれる可能性もあります。

なお、ノルマを設けている店舗もありますが、携帯ショップよりハードルが低いことも多いです。

一般事務・営業事務

コミュニケーション力や事務処理能力を活用したい場合、一般事務・営業事務が転職先の候補になります。一般事務・営業事務は、データ入力や書類作成、電話応対などの事務作業が主な仕事です。

また、土日祝日休みで勤務時間固定の求人が多いため、ワークライフバランスを取りやすいのが魅力。プライベートもしっかり楽しみたい方向きといえます。